*結構生々しい足の爪と肉芽の画像が含まれる記事ですので、苦手な方はバックください!
僕は6月くらいから、ずっとサンダルに裸足で会社に通わざるをえない状況にあります。 昔から軽く巻き爪になっており指が痛むことは結構あったのですが、今回はかなり辛いです。 地味な病気ですが滅茶苦茶しんどいですし、陥入爪はネットにもまとまった情報が少ないため自宅ケアの方法と手術法について紹介します。
*あくまでも素人がまとめた治療方法ですので、まず医師によく相談してください。
最初の経緯
革靴を新しくして、日々使用していたところ右親指の爪先に痛みを感じていました。今回は結構痛くて解消のために深爪をしてしまったところ、そこからさらに悪化して強度の陥入爪になってしまいました。。とにかく骨が腐ってるのではというくらい歩くと痛く、病院に行った時には大きな肉芽が出来ていました。
ここまでくると、肉芽で腫れる⇒腫れたところに爪があたって化膿するのループで治療にかなり時間がかかります。。そうならないためにも、早めの皮膚科、形成外科への受診と初期対策を心掛けて下さい。
*巻き爪 爪が巻いてきて皮膚に刺さっていたい
*陥入爪 深爪等で棘状になった爪横の部分が皮膚に引っかかっていたい
手術法
軽度ならば簡単なテーピングや爪と皮膚が当たっているところにコットンを挟むことをすれば大体は軽快します。肉芽が出来てしまった場合、残念ながら局部麻酔での手術が必要になってくることが多いです。。大体手術代は日帰りで5千円程度です。
① フェノール法
一番ポピュラーな方法です。横の爪を数mm縦に抜爪して、抜爪部分に爪がまた生えてこないようフェノールという薬品で皮膚を焼き殺してしまいます。
すぐに痛みがなくなりますし、再発率も低く最も手っ取り早い方法ですが、近年では10年、20年後に爪の変形例が報告されていること、爪の幅が少し狭まってしまうことから僕はどうしてもこれをやりたくありませんでした。
② ガター法
今自分がやってもらっている手術方法です。刺さっている爪の横の部分に柔らかいチューブを挟んで固定することで、痛みとそれ以上の陥入を抑えることが出来ます。
これも痛みが直ぐに軽快しますが、結局深爪の部分が伸びてこないと根本的解決にはなりにくいため、半年程度の時間がかかることもあります。 ただ、大きな後遺症は特にありませんので保存療法として良いかと思います。
③ 人工爪形成
アクリルで人工爪を作成し、深爪の部分にかぶせて補強する手術法です。これは麻酔が不要そうでかつ最も即効性がありそうなのですが、近場でやっている先生が見つからず断念しました。
④ ワイヤー
主に巻き爪に対して用います。矯正効果は高いそうなのですが、保険診療外のため非常に高額な治療費が問題です。。(1万程度)
矯正器具としては、後で紹介する形状記憶合金のプレートが比較的安くて効果的かと思います。
自宅ケア、初期ケアについて
まだ軽度の症状の場合や、ガター法の場合残っている肉芽に対して自宅で手当てを行う必要があります。ケアの方法と、自分が使っていて役立つアイテムを紹介していきます。
① 爪切り
重要です。足の指は手の指のように丸く切るラウンドカットではなく、まっすぐになるようスクエアカットを心がけましょう。自分はケアのため、専用の爪切りを購入しました。
ニッパー式は少し怖いですが、慣れると結構簡単に切れます。
② やすり
爪切りだけでもいいですが、爪やすりでさらに爪先を直線にしてあげるとよりいい感じです。頑張れる人は爪切りを使わずやすりのみで爪を削って揃えてあげるとベストかと思います。その場合は少し高めのやすりを使ってあげるとやりやすいです。
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③ 滅菌済み綿棒
ドラッグストアに全然売っていなくて困りました。陥入爪はとにかく感染で悪化することが多いので、清潔ケアが第一です。薬の塗布、患部の洗浄に使います。
④ 消毒薬 同じくセットで使います。家にあるマキロンを適当に使っていました。
⑤ テーピング
食い込んでいる部分を出来るだけ引きはがすのに使います。病院で買えると思いますが1000円くらいしたので、指用のテープがおすすめです。
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⑥ 傷用パッド
汚れを防ぐために貼っておきます。これが小さめで貼りやすくて便利でした。
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⑦ 巻き爪矯正プレート
少し高いですが、爪に付けると爪をまっすぐに矯正してくれます。ガター法と併用は難しいので、ガターが取れた後か少し食い込んでいる段階で使うと◎です。 サイズは迷いましたが、男性はLサイズ、女性はMサイズで大体合うかと思います。 自分はMサイズを購入した所少し小さくて、Lでいいかなと感じたぐらいでした。効果はわりと付けてすぐ実感できます。
⑧ 軟膏
市販のドルマイシン軟膏等で問題なさそうですが、自分は病院で処方されたゲンタシン軟膏を使っています。
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ケアの方法について
汚くてすみませんが自分の現在の足の状況です。ガターによりかなり横の肉芽は軽快しましたが、まだ根元部分の肉芽が残っており痛みがありますのでケアを続ける必要があります。以前は爪の横が全て肉芽になっていました。
① 風呂場でよく洗う
まずは洗って綺麗にします。洗ってきました。
② テーピングする
適当な大きさにテーピングをカットして、患部の近くにテープを付けて爪から離れるように引っ張って固定します。この時、テープは上から下または上から下になるよう螺旋状にまくのがコツだそうです。(指をぐるっと一回転で巻いてしまうと、血流が悪くなってしまう為)
③ 消毒して軟膏をつける
肉芽を離したら、滅菌綿棒で消毒液を刷り込みます。その後、軟膏をベタベタ付けます。
軟膏を付けた後、清潔なピンセットで軟膏を付けていた綿棒の先をちぎって綿球にして、肉芽が刺激されないよう爪との間に詰めています。
④ 傷用パッドを張って放置する
地味ですが少しずつ良くなってきます。右足にはまだ矯正プレートを装着できないので、少し爪が巻いていた左足の親指に着けています。プレートが外れてしまうととても小さいため大体無くなってしまうので、テーピングの余りを使ってプレートを張り付けておきます。
以上です。
完治したらまた記事を更新しようと思いますが(5ヶ月後の様子を更新しました)、
お困りの際は初期対策と早期の受診を何よりもお勧めします。。