ほものふりかえりとこれから

ゲイがいろいろ書きます 略してほもふり 

人生をゲーミフィケーションするということ

書店で人生をドラクエに例えて自己啓発を促す書籍を店頭で見た。

自分も昔からゲーム化して考える癖があって、勉強や入試、就職活動は割とそれでうまくいってきたように思う。このゲーム化するという事、効率的に動くためのスキームとしてはかなり効率的だけれど、会社に入ると少しこの歯車が狂ってくる。

いわゆる総合職採用では最初に会社から与えられた部署で仕事をやり通せば、自分がやりたい事や得意な部署へ行ける可能性が生まれるらしい。
その理屈はわからなくもないけれど、ヒトカゲでタケシを苦労して突破する事はそこまで褒められることなのだろうか?しかし、効率化を求めすぎてしまうと一度ステ振りをミスった人生はそれで終わり、という事になってしまう。

特に他人と共同して動くネトゲの世界ではその詰み具合が顕著にみられる。

結局のところ、新卒の能力はそこまで大きな差はないのだろうから、ステータスアップの基礎となる才能値と根性値を見るために割合理不尽な配属をするのかな、と思う。それで人生が良くも悪くも振り回されてしまうことに違和感があるけれど。

自分の場合、自分で決めたこと以外に対して達成しようとするモチベーションはかなり低いので、そのような人事のやり方にあまり賛同はできない。そうは言ってもバトルマスターが賢者に転職するという事は、特に年齢を重ねると土台困難なので、高校のうちから自分の得意分野を見極めてそれが活きる専門性を高めておくとあまり困らずにすむ気がする。

単なる受験勉強だけでは器用貧乏な勇者タイプになるので、会社の意志で職業の方向性が振り回されるから、特に人間関係で強みを出しにくい陰キャは入社後詰む可能性があるよという事を思った。